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村田製作所は、自動車向けとして世界で初めて175°Cの高温環境下で使用可能なチップフェライトビーズ「BLM18KN_EHシリーズ」を商品化した。2020年12月より量産を開始する。
近年、自動車の電装化が進み、特に高温となるエンジン周辺にもECU2が配置されるようになった。「BLM18KN_EHシリーズ」は高温でも磁気特性を失わないフェライト材料や長期間の使用でも高温劣化を抑制する同社独自の電極構成部材の採用により、世界で初めて175°Cの高温環境で使用可能なチップフェライトビーズを実現した。この特性により、エンジンECUやトランスミッション制御ユニット、ターボモーターなどの電源ノイズ対策部品として、長期間の使用が可能となった。主な特長はサイズ1608で、−55°C～+175°Cの使用温度範囲、150°Cで定格電流490～2600mAに対応し、低直流抵抗により大電流通電時の電圧降下を低減し、回路の安定した動作を実現している。